免許申請の手順

トップ > 免許申請の手順
免許申請の手順
不法無線開設局の取り締まりや罰則も厳しくなってきました。
パーソナル無線は通信時に免許の携帯が義務付けられています。

万が一、取り締まりにあって不法無線局の開設と見なされると、
(1) 電波法第4条「無線局の不法開設」
(2) 電波法第110条第1号「罰則:1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」
として罰せられる他に、任意提出とは言え、無線機やリニア等の周辺機器まで没収されます。
なによりも犯罪者となるので【前科】が付きます。注意しましょう!!
(SP機を使っていれば同罪なんですが。。。。(汗))

リグ自体はネットオークションなどでも安価で購入できますが、
できれば正規の申請済み免許ROMが挿入されているか、未申請であればROMと書類が
きちんと整っている機種を選びたいですね。えっ!なぜかって・・・・!?
新規ならばそのまま申請OKですが、中古品の場合は前の持ち主がどのような扱いとなっているかも
分かりませんし、免許ROM番号と本体番号が一致していなければ免許の申請はできません。
よって購入(落札)する際はその辺りが重要なポイントになります。
(申請済みのROMが挿入されている場合は廃局となっていないといろいろ面倒ですが・・・)

僕は以前(GU/GVが全盛の時代・・・)新品を購入した際に免許申請は行ったものの、
中古品については、具体的にどのような手順で申請を行うのか?
またどれくらいの日数と費用が掛かるのか?良く分かりませんでした。
そこで、思い切って(勇気を出して(笑))東海総合通信局に問い合わせをし、
電気通信振興会経由で申請ができる事を教えていただきました。
手数料は必要ですが、電気通信振興会にいろいろと問い合わせをさせていただき、
なんとか手続きを完了いたしました。

このコーナーでは僕が実際にネットオークションで入手した中古品の無線機を
免許申請した方法について書いてみましょう。

※フロッピーディスクによる電子申請や総合通信局へ直接申請する事も可能なようですが
 ここでは割愛します。



◆まずは無線機のROMと各種番号を確認
今回僕が申請したのは信和通信機のSC905GV2です。
この無線機は以前の持ち主が正規の免許申請をしており免許ROMが本体に挿入されていました。
本体後部のプラスチックのカバーを開けると中に免許ROMが装着されているのが確認できます。
そこに書かれた10桁の番号をメモしておきます。
また同時に無線機の裏蓋に貼ってあるシールから
技術基準適合証明番号(アルファベット3桁+数字から成り立ってます!)と
製造番号、メーカー、型番の番号もメモしておきましょう!



◆電気通信振興会に問い合わせ
まず、その免許ROMや無線機が免許申請が可能であるかを電気通信振興会に問い合わせます。
免許ROMは無線機ごとに与えられるので、過去に盗難されたものや製造番号が不一致のもの、
免許期限がまだ有効になっている場合はそのまま申請ができないからです。

ちなみに僕が問い合わせた時、確認作業は1時間ほどで完了しました。
前の持ち主が申請した際の製造番号、技適番号、免許番号が全て一致し、
さらに免許は有効期限が切れており廃局されているとの事でした。

僕の住んでいる地域は静岡県ですので、東海支部の管轄下となります。
その他の地域はここを参照して下さい。
下記に東海支部の連絡先を書いておきますので参考にして下さい。
電話での問い合わせにも関わらず担当の方(女性の方でした(^_^;))は、
とても親切・丁寧に説明していただきました m(__)m
〒461-0011
名古屋市東区白壁1-45 白壁ビル4階
電気通信振興会 東海支部事務所
052-961-2515



◆各種書類の送付依頼
免許申請が可能な事が確認できたら、申請に必要な書類の送付をお願いします。
住所・氏名・電話番号を伝える事により、2〜3日のうちに電気通信振興会より郵送されてきます。



◆振込をして書類を投函
委任状など、送られてきた書類に必要な事項を書き込みます。
気になる申請料金ですが、無線機1台につき\5,080円の申請手数料・代行手数料が必要です。
郵便局で振込手続きをし、振込証明を用紙に貼り付けて投函します。
このとき、返信用の封筒に自分の住所・氏名を書いて\80円切手を貼っておくのを忘れずに・・・



◆待つこと2週間
事前に確認を入れておく事で申請の手続きもスムーズに行えたようです。
(先方の確認・免許発行スケジュールもあるのかも知れませんが。)
僕は月曜日に投函したのですが、次の週の水曜日には手元に免許状が届きました。
実質10日ぐらい・・・素早い対応でした。(^^)
これでこの無線機を使って堂々とスカイ線を楽しむ事ができます。
皆さんも免許申請して楽しいパーソナル運用をしましょう!!



[トップページ]