ゴードンさん秘蔵？の故障品（仲間のかしら）です。あのPUMA S-100。私も数台は腹をかっさばいて・・あっ、一台は壊しましたね。でも、発売当初、あの日高の御大も万札握りしめ購入されたという・・多くの皆さんがお世話になった歴史を語る上では外せない一品ですね

こんなきれいなS-100は珍しいですね。殆ど使っていなかったのか、お部屋の中での使用なのか。とにかくきれいな一品です。一応エアー掃除のためにふたを開けてみました。写真は終段部の上面です。

これがPUMA Sシリーズの基本とも言える初段回路です。多くのブースターはこの様な構成が基本となってますね。

まぁS-100の耳は・・という嘆きの声も少なくはないですね。多くの人は諦めているようですが。これが初段部とはヒートシンク挟んで反対側の受信増幅回路及び制御部ですね。

依頼内容はなんだっけなぁ〜と思いつつ、最初に握ってみると、パワーが80W程度であった。う〜ん、そういえば、最初から80Wくらいしか噴かないんですよ！なんて言われたような記憶も（爆）完全にとんでました^^;
でもまぁ熱でたれればこんなもんなのがS-100ですし。最初から80W出ているということは生きている証拠でもあります。

でもまてよ・・それにしても電流少なくない？ということで恐怖の実験体。UFO96自動送信停止時間である連続５分耐久試験突入。なんか香ばしい臭いも多少しましたけど（爆）使ってなかったからしやぁないでしょう。（燃えてはないです）
気づくと出力は更に低下し、70Wくらいになっちゃいました。

治具で見る限り、終段のMRF847のバランスが悪く、ここを少し調整し、初段増幅部も再調整しました。これにより、冷えている段階、つまりは握り始めは100W(13.8V)を得ることができました。もちろん・・あっと言う間に・・ですが

でもまぁふつうに使っていれば90W程度で落ち着きそうです。落ちても80W〜85W。これに銅板でも入れたらもう少しよくなりそうですが（爆）でも、各部のロスが多そうですよね。JUMBO見ちゃうと作りが違うなぁ〜。ということでお・わ・り