PRC−11の部屋

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ケンウッドのリグはシリアル番号(CPUの種類)にもよりますが、旧機種(80ch)はほとんどがEP-ROMを変えることでSP機に変身できます。
その中でPRC-11はちょっとした改造でEP-ROMを取り替える事無く簡易的なSP機に変身できます。
操作方法もEP-ROMを取り替えた時とほぼ同じ。
当時はチャンネルの固定化がされはじめたためか、改造できるリグに人気が集中した時期なんでしょうか。
そういう機種の方が良く売れますし・・・メーカーも黙認ですね(苦笑)
ところがメーカーも対策に乗り出したようで過去に修理したリグはCPUが変更され、
改造はできなくなっています。『基板が当たりの商品』をゲットするまでは道のりが長かったです。
僕は3分の1の確率・・・(^_^;)

当たりの基板。
だいぶボケてますが・・・ (^_^;) 後付の基板タイプでないと変身はできないんだな。 ちょっと汚いけど、赤いコードがフロント基板とのジャンパー線です。


改造は簡単。
まぁ僕でもできるレベルですし、ネット上に情報はありますので、 ぜひ挑戦してみるのも良いかも・・・
上の基板部分からフロントのこの辺りまでジャンパーします。


憧れのイルミネーション。
キャリアを握るとパーっとサイデリア。 ONAIRの文字と全体のラインバランスが最高です。 僕のショボイデジカメでも綺麗に写ります。 ケンウッドのリグの中でPRC-11だけは別格でしょう。 後継機種のPRC-21系もイルミはそれなりですが、 PRC-11の比ではありません。


改造後の機能。
上記により以下のことが可能となります。
(1)平メイン:00〜80ch指定
(2)アップ:81〜83ch指定
(3)群番解読
操作は以下の手順。
PRC-11にはA、B、TXという各モードがあり、 フロントパネルの上部にMODEボタンで切り替わります。
で・・・chを指定をする場合はRESETの状態でTXモードを選択します。 ここで群番ならぬチャンネル番号を5桁で打ち込みます。(83chなら00083と入力)
これでchの指定が完了です。PTTを握ればいつでもそのchで通話できます。 Aモードの1〜9、Bモードの1〜9でそれぞれ群番を登録できますが、 どの群番であってもTXモードで指定した群番号下2桁のchでの通話になります。
ちなみに81ch〜83chはハーフではなくアップですね。
群番解読はモニター時の一発目のみです。制御信号受信毎に表示しないのが淋しいです。
なお、タイマーカットは無いので固定chをずっと傍受するには向いてないですし、 『オバケバージョン』のように割り込み送信もできません。
まぁメーカーの純正スペシャル(爆)なのでそこまで機能を要求してもね。


各種調整。
調整ポイントは OTKさんのページを 参考にさせていただきました。
VR-1:Sメーター
VR-2:パワー調整
VR-3:変調
VR-4:ATIS
オシレーターTCXOもIFユニット側です。
上下に分離するのですが接続ケーブルが長くないので調整は大変です。
いつもFBな情報ありがとうございます。>OTKさん m(__)mペコリ


感想
このリグはネットでも比較的安価で手に入ります・・・・が・・・バクチです。
旧規格の80ch機って味がありますよね。しかもこの手は純正のスペシャル!?ですし(笑)
=追記=
PRC-11の裏技公開
[MR]+電源ONでBEEP音の変更が可能です。
ピーとなっているときに[1]〜[9]キーを押します。(それぞれの数字ごとにトーン設定します)
次に[MR]キーを押すと単音からプルプル音になり、ここでも[1]〜[9]キーを押します。(1度目と違うトーンで和音にすると面白い)
最後に[RESET]することで設定完了。

また、待ち受け時の[MR]キーはメモリに格納した群番号の読み出しで、[M]キーはメモリへの書き込みです。
つまり[CL]キーでクリアして群番12345+[M]キー+[1]でメモリー1に群番12345が登録され、
[MR]キー+[1]でメモリー1に登録された群番12345が表示されます。
これが意外と混同しやすいのです。シンワは[M]キーだけなので(爆)